動物園にいる熊の食事を見たことがありますか?
雑食と呼ばれる熊は木彫りの熊をはじめ、お魚やお肉をたくさん食べるイメージがあるかもしれません。
では、動物園のように餌を用意されない野生の熊は何を、どれくらい食べているのでしょう。
木彫りの熊のように本当にサケをとって食べているのでしょうか?
熊の食事量は季節によって変わる!?
ヒグマは木彫りの熊に代表されるサケはもちろん、ドングリをはじめとする木の実、その他動物の肉も食べる雑食です。
多くの熊は雑食であることが多いです(草食、肉食の熊ももちろんいますが)。
驚くべきは、ハチといった昆虫も食べてしまうことでしょうか。
とにかく雑食の名に偽りなし、エネルギーになるものは何でも食べる!というような具合です。
雑食であることの長所は、餌不足の事態を避けられることです。
植物の不作があったとしても、他の昆虫や動物を食べればいい、といった具合です。
ですのであまり食べるものに困って人里に降りることはないはずなのですが、冬眠前など特殊な事情においては話は別でしょう。
では、どれくらい食事をするのか?
ということですが、最も多く食事をするのは秋です。
冬になると熊は冬ごもりをしてエネルギーの消費を押さえ込みます。
そのために秋はたくさん養分を貯蔵しておく必要があるのです。
多くのエネルギーを得られる動物の肉などを積極的に摂取するようになります。
逆に、冬眠明けの春先などは消化器官がじゅうぶんに発達しているわけではないので、繊維の硬くない植物や木の実を好んで食べます。
季節によって食べるものや量も変わっているんですね。
まとめ
熊の食事事情が見えてきましたね。
雑食という意味では人間も雑食なのですが、それ以上に熊は「食べられるものは何でも食べる」という気概を感じるラインナップです。
どうしても熊というと木彫りの熊のイメージがあり、サケや動物を食べるのかな?と思いがちですが、どんぐりなどの木の実や虫まで食べるのは意外でした。
大きな体の熊が小さな木の実をかき集めて頬張る姿が目に浮かびます。