パンダと白熊と熊は似ていますが、どこに違いがあるのでしょうか?
パンダと白熊と熊の違いについて調べてみたいと思います。
パンダと白熊と熊の違いは?パンダは肉食性の動物だったの?
パンダと白熊と熊の違いはどこに違いがあるのでしょう。
パンダは肉食性の動物だったのでしょうか。
パンダについて
パンダはジャイアントパンダと言い、食肉目・クマ科・ジャイアントパンダ属に分類される食肉類です。
竹食などの草食傾向が高く雑食性の大型哺乳で、白と黒にはっきりと分かれた体毛が際立った特徴をしていて、とても愛らしい姿なので動物園でも人気の動物です。
中国ではジャイアントパンダを大熊猫(ターシュンマオ)と呼ばれています。
体重はオスが100kg~150kgくらいでメスが80kg~120kgくらいです。
体長は120cm~150cmくらいで立ち上がると170cmくらいになります。
熊は前肢の構造上物を掴むという動作が出来ませんが、ジャイアントパンダは、笹を食べるために竹を掴む事が出来るように、前肢周辺の骨が特殊に進化しています。
ジャイアントパンダの指は7本あり、人間の親指に見えるのが第六の指や偽親指と呼ばれて物を押え込むことが出来て、人間の小指に見える第七の指があることで竹のような太さの棒状の物を掴む事が出来ます。
ジャイアントパンダは消化器官や歯の構造は熊など他の肉食動物と大変似ていますが、腸や盲腸が草食性としては短い構造がデメリットとなり、竹などの食物を食べた場合栄養摂取の効率が低くそれを量で補うため、1日の大半を竹を食べることに費やしています。
ジャイアントパンダの食事は、竹食の他、小型哺乳類や魚や昆虫などや果物を食べることもあり、他の熊類と同様に肉食を含む雑食性の特徴も僅かですが残っています。
ジャイアントパンダは群れや家族を作らず単独で行動します。
愛らしい姿の反面、クマ科動物として凶暴な一面も併せ持っています。
他のクマ科の動物と違い冬眠はしません。
パンダは実は肉食だった?
肉食動物だったジャイアントパンダが竹食になったのは、氷期の到来による気候変動の影響で食糧不足になり、いつでも入手出来る竹ばかり食べるようになったと考えられています。
白熊について
北極熊はクマ科・クマ属に分類される食肉類です。
北極熊は全身が白い体毛に覆われているように見えるので、白熊とも呼ばれます。
体重はオスが400kg~600kgくらいでメスが200kg~350kgくらいです。
体長はオスが200cm~250cmくらいでメスが180cm~200cmくらいです。
近年では地球温暖化の影響で小型化が進んでいて、平均体重がオスは45kgくらいメスは31kgくらい減少しています。
500kgのオスの体重を維持するには1日に12000カロリー~14000カロリーを必要とすると言われています。
白熊は分岐分類学的にヒグマに極めて近い位置にあります。
流氷水域や海岸などに生息していて、流氷の間を数時間にわたり泳いだり時速6.5kmの速度でおよそ65kmの距離を泳ぐことが出来ます。
近年では地球温暖化の影響で海氷が激減しているため、必然的に泳がなければいけない距離が長くなっていると言われています。
雑食獣の熊の中で一番肉食性が強くて、ヒグマに比べて歯がより特殊変化しています。
熊について
熊は食肉目・クマ科・クマ属に分類され主に食物食傾向の強い雑食ですが、種によってはジャイアントパンダのように植物食傾向が強かったり、白熊のように動物食傾向が強い種もいます。
熊は、主に山岳地帯や森林に生息していて、秋期にたくさんの栄養摂取して冬季に冬ごもりを行ないます。
冬眠中の熊は、体温が下がり呼吸数心拍数が減り餌や水を摂取せず排泄もしなくなります。
同じクマ科のパンダと白熊と熊の主な違いは、食物の違いと植物を食べるための骨格の違いと体格などの違いがあります。
まとめ
パンダと白熊と熊について調べ比べてみました。
パンダが大好きな私には、パンダが凶暴な一面があるのと肉食動物だったのには、愛くるしい姿から想像が出来なくてびっくりしました。
北京旅行へパンダを見に行った際に大熊猫と言う名前を知りましたが納得しました。