現代社会、ストレスのたまりやすい環境となっています。
このストレスを解消すべく、また癒やしを求めるべく、山にハイキングに行く方も多くいろことでしょう。
しかし、山には多くの動物が生息しています。
その一つが熊です。
熊は雑食で、熊の種類によって草食性が強かったり、肉食性が強かったりします。
たとえば、ジャイアントパンダやメガネグマは草食性、ホッキョクグマやヒグマ、ナマケグマは肉食性が強いです。
また性格は基本的にはおとなしく、こちらから危害を加えなければ襲うことはありません。
しかし、熊は背中を見せて逃げる者を追いかける習性があります。
また、驚いた時や逆にこちらから威嚇した時は、逆上して襲いかかる習性があります。
このような野生の熊に山で遭遇したときに、とるべき対処はどのようなものでしょうか。
目次
野生の熊に遭遇したときどう対処すればよいか?
野生の熊との距離が比較的離れている場合は?
この場合は、これ以上熊との距離を近づけないように持って行くことがポイントとなります。
そこで、使えるのが「狼の尿」です。
また、笛を吹いたり、あえて賑やかに歩くこともポイントとなります。
その際に熊に背中を向けないよう注意が必要です。
「狼」は熊も含めた野生動物の天敵で、かつ、熊は嗅覚が敏感ですので、「狼の尿」の匂いを発している人間のいるエリアを“近づくべきでない場所”と認識し、近づくのを避ける可能性があります。
笛を吹いたり、あえて賑やかに歩くことは、あえて熊を驚かさない程度の音を立てることで、熊に“穏やかに“危ない物が近づいていることを悟らせることが期待できます。
野生の熊との距離が接近している場合は?
これは、人間側から見ると、命の危機が間近に迫っているとみてよいので、熊を撃退し、熊との距離を離す動きをとるべきです。
このときも、背中を向けずに行動することがポイントです。
唐辛子入りのスプレーを目と鼻に目一杯かけるのがよいとされています。
これは熊の嗅覚の敏感さから、唐辛子の刺激によって、熊の興奮を収めて撃退する効果が期待できます。
熊に遭遇したとき大声を出すのは効果はあるのか?
これは、熊を驚かせることで、逆に熊自身を守るために攻撃的な行動に移行し、危険度が高まる恐れがあるため、避けた方がよいでしょう。
音で対応するのは、まだ熊との距離のあるときに、鈴などの穏やかな音で対応した方がよいでしょう。
※熊と遭遇した場合の熊に対する行為のすべては、「自己責任」でお願いします。
まとめ
以上、野生の熊に遭遇した場合の対処について記載しましたが、そもそも、熊に会わない、近づけさせない予防の動きも大事です。
そういうことでは、鈴等を鳴らしながらハイキングするのがいい予防策ではないでしょうか。