冬眠と聞くとカエルやヘビのように体温も下がり、半分亡くなったような状態を想像しますが、熊も同じでしょうか。
リスやある種のネズミのように哺乳類でも冬眠しますが、両生類のようになるのでしょうか。
どうして?や、なぜ?が、続いて出てきますね。
熊の冬眠のなぜ?について!
哺乳類の冬眠は、その種によって様々な形態があります。
小さな哺乳類であれば、体温を極限まで下げて活動を休止する冬眠もあります。
熊は大きな体を持っているので、体温はあまり下がりません。
冬眠というより冬ごもりというイメージです。
なぜ冬眠をするのでしょうか。
熊の生息地は標高の高い山地が多いです。
日本の場合ですと、四季がはっきりとしていて餌になるものは冬場は少なくなります。
そのため餌の豊富な秋のうちに栄養を蓄えて冬場は動かないで、体力の消耗を防ぐのです。
冬眠を失敗するって?
冬眠の失敗というとどんなことを考えますか?
眠れなかったというものと、眠れたけれど起きてこれなかったというのがありそうですね。
眠れなかったというのは、動けない、動かない冬眠期間中の栄養を摂り切れなかったということですね。
熊は冬眠前にドングリなどの木の実をたくさん食べます。
ドングリが不作だとどうなるでしょう。
調査では不作の年は早く冬眠に入るそうです。
いくら探しても餌は見つからないので諦めて活動を休止するのでしょうか。
冬眠に失敗して春に穴から出てこられなかった熊はいるのでしょうか。
調査のしようがないのでこれはわからないそうですが、発信器を取り付けた熊に関しては、そういうことはなかったようです。
冬眠を失敗した熊はどうするの?
穴から出てこられなかった熊ではなく、冬場に眠れなかった熊はどうするのでしょうか。
昔から「穴持たず」と言う言葉があるようです。
冬眠にはいれなかった熊が他の季節のように冬眠の穴で眠らず、過ごすことです。
そんな熊は餌の摂れない冬場はどう過ごしているのでしょうか。
やはり、餌を求めて森林をさまよいます。
そして人里に出てくることが多いのです。
北海道帯広市の市街地で熊の足跡や姿が目撃されてます‼
山間部ではなくて街の中です‼
この時期に【穴持たず】は大変危険です。
近くに住む人は勿論、通りかかる人も注意して下さい‼
穴持たずは車も恐れない事があります‼#注意喚起 #熊出没 pic.twitter.com/nQQHCZjhqH— 柏まめ (@kashiwa_mame) 2017年12月1日
まとめ
熊が人を襲うという事件や事故はよく報道されます。
森林の熊の餌が少なくなっている現在、学校に熊が出てきたとか、農作物を荒らしていたということはよくあります。
シカやイノシシなどと同じで山に餌がなくなると当然のように、餌の豊富な人里に現れるのです。
自然破壊と簡単に理由を上げますが、破壊というよりは人間の都合の良いように自然を作り変えているだけのことです。
共に生きることのできるような自然を作るのが、環境保護ということなのでしょう。
熊と遭遇した場合の熊に対する行為のすべては、「自己責任」でお願いします。