熊はほとんどの人が、動物園でみた印象しかないと思います。
山歩きをしていると、様々な野生動物に出会います。
おとなしい鹿でさえ、実際に出会ってしまうと、想像より大きく感じます。
上野動物園のパンダの飼育員さんがパンダを抱き抱える時には、子供のパンダであっても、前足に警戒しています。
熊の前足の破壊力には注意が必要です。
熊の性別!見分け方は?
ヒグマの雄は体長が2mから2m50程です。
体重は300㎏にもなります。
雄の体重は雌の三倍くらいになりますので、巨大な熊なら雄の確率が高いのです。
北海道が生息地ですから、本州で見かけたらツキノワグマです。
ヒグマ程凶暴ではないですが、熊に襲われるケースは後を絶ちません。
油断は禁物です。
ちなみヒグマの雄は雌の三倍の体格になります。
熊は群れを作らないのですが、母熊は子供を連れて歩きます。
熊が複数でいたら、親熊は雌です。
ツキノワグマは体長が80㎝から150㎝程で雄の方が大きくなります。
雌は40㎏から90㎏、雄は50㎏から150㎏です。
雄か雌か見分ける方法は、ヒグマ同様に個体の大きさと、子供を連れているかで判断します。
熊は単独で行動するため、見た目では雄、雌の判断はつきにくいのです。
複数頭でいたら雌ですね。
子連れの雌は攻撃的になりますから近づかないようにしましょう。
また最近では野生動物をカメラに収めるため近づこうとしますが、人馴れして人が近くに行っても逃げようとしない熊もいるようなので、油断して近づき過ぎないようにします。
また、むやみに近づく行為は、熊を人馴れさせてしまいます。
人を怖がらなくなってしまったら、簡単に人を襲うようになるかも知れません。
実際に、ハンターが不足している現在は、人を恐れない熊がいて、住宅地に餌を求めて侵入するケースが出てきています。
野生動物と人間の領域が明確には分かれていないのです。
林道や山を歩く場合は自己責任です。
荷物ひとつにも、細心の注意を払って下さい。
館内のヒグマの展示物に足跡と写真をたしました。左がメス成獣サイズ、右がオス成獣サイズです。館内で見比べてみてくださいね。 pic.twitter.com/5SLROz5498
— 知床五湖フィールドハウス (@shiretoko_goko) 2014年9月8日
まとめ
熊は縄張りを持たないため、近い場所に別の熊がいることがあります。
また雄が子供を襲うこともありますので、子連れの熊がいたら、背後に雄がいる可能性もあります。
遠目にでも熊を見つけたら、逃げる方向に目を走らせます。
近くに車や建物があれば、速やかに避難して下さい。