登山や山菜採りでよく入山する方にとって、熊との遭遇は山に入る際に最も警戒することの一つではないでしょうか。

熊に備え、熊よけのスプレーや鈴を持って入山する人も多くいらっしゃることでしょう。

ところで、植物や動物には季節の移り変わりに応じた活動、あるいは本能的な動きがありますね。

植物で言うと、春になると葉を開き始め、春から秋にかけて多くの植物が花を咲かせその後に実を実らせ、秋には、葉を黄色や茶色、赤色に染めはじめ、冬には葉を落とし、寒さに耐えるといった流れの種類が多いですね。

動物もそういった植物の命の季節に応じた営みに概ね連携し、春から秋にかけて活動し、冬には多くの動物が眠りにつくといった感じですね。

ここで、冬に眠りにつく動物は、事前に冬を越えられるだけのエネルギーを蓄えておく必要があります。

これは生命に関わる重要な話なので、秋になると、懸命になってそのエネルギーを蓄えにかかります。

それを妨げる物には、荒々しい動きをとることもしばしばです。

また、動物は子供を後世に残していきますが、子供の生まれたてのときも、子供を守ろうとして、気分が緊迫している傾向があります。

このように、動物には近づくと、攻撃される危険性が高い時期があるといったことがあります。

熊 危険 活発 時期

熊の活発に活動する危険な時期は?

さて、入山する方が気になっているであろう、熊が活発な危険な時期について、見ていきたいと思います。

よく言われているのは、子供が生まれる5月~夏頃、冬眠前の食い溜めをする秋に、熊が活発に活動し、かつ、気を立てていて危ないといわれています。

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いずれも、山登りや山菜採りで盛んに人間が入山する時期と重なっています。

従って、この時期は熊への備えを十分にした上で入山すべきです。

熊と遭遇した場合の熊に対する行為のすべては、「自己責任」でお願いします。

まとめ

ところで、熊には冬眠をしない種類もあります。

実際、北陸地方のある新聞の記事によれば、富山県では、1月から3月にかけても熊の出没情報があったとのことです。

そういうことでいうと、先の活発に活動し危険とされている時期意外でも、熊に警戒しなくてもよいとするのは危ないといえます。

山に行くときは、常に熊への備えを忘れないことが肝心といえます。

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