日本国内に生息する熊は2種類います。
北海道に生息しているヒグマと本州以南に生息しているツキノワグマです。
では、それぞれの熊の行動時間はいつなのでしょうか?
また、季節により行動パターンは変わるのでしょうか?
調べてみました。
熊の行動時間について
最近では餌を求めて人間の住む住宅街まで下りてくる熊も多く、その被害は年々大きくなっています。
体重は大きいもので約400kgもあり襲ってきたらひとたまりもありません。
さらに時速50kmと車並みの速さで走ります。
人が熊の被害に遭いやすい時間帯は朝方と言われています。
なぜなら、朝方の涼しい時間帯にハイキングに登山をされる方が多いからです。
暗くなってくると下山しますので被害も少ないのでしょう。
では、熊は朝方のみ活発なのでしょうか?
熊の行動時間についてそれぞれの種類別で見てみましょう。
ツキノワグマの行動時間と時期
ツキノワグマの数は減りつつあり、九州では絶滅してしまいました。
中国地方や四国でも絶滅危惧されています。
夏の活動時間帯は、朝4時〜7時頃で、夕方は熊が餌を捕食するために活動し始め、大体5時〜9時頃です。
行動範囲は春〜夏は狭い範囲で行動しますが、秋は広い範囲を歩き回っています。
これは冬眠に関係しています。
冬眠期間は11月中旬から4月下旬までで冬眠期間に備えて秋頃に餌を捕らえるため活発になります。
この時期キノコ狩りで山に登ると熊に遭遇しやすいです。
また、初夏も竹の子狩りをされる方も多いと思いますが、実はツキノワグマは竹の子が大好物です。
初夏は繁殖期のため、彼らも竹の子を探しに昼間でもうろうろしています。
食べている時は夢中で食べているので人の足跡に気づきませんが、危険を察知すれば繁殖期で気が立っている熊はすぐに襲いかかってきますので注意が必要です。
ヒグマの行動時間と時期
ヒグマのは北海道で生息しています。
ツキノワグマ同様、早朝4時〜7時頃、夜行性ですので夕方以降の方が活発です。
ヒグマの好物は肉以外にはトウモロコシです。
夏にできるトウモロコシを食べに畑に出没することもあります。
冬眠前の9月、10月は行動が盛んでで、昼夜問わず出没しますので登山は控えた方が無難です。
まとめ
実は熊は亡くなった動物も食べます。
つまり、熊と遭遇したら亡くなったふりをすると危険な場面から逃れられる可能性があるというのは間違っています。
そのため、熊の出没しやすい時期や時間帯を理解して出没時間を避けるようにしましょう。