動物には様々な鳴き声があります。
犬だとバウワウやワンワン、猫だとミャウミャウやニャーニャーといった具合ですね。
英語と日本語で音の表記が変わるのも興味深いですが、鳴き声には意味があることが多いです。
熊も吼えるような鳴き声を聞きますが、あれにはどんな意味があるのでしょうか。
凶暴に聞こえますが、あれには威嚇の意味が!?
熊の鳴き声について詳しく見てみましょう。
熊の鳴き声には威嚇の意味がある!?
熊の鳴き声は赤ちゃんの頃から凶暴です。
ギャーギャーと叫ぶような、カワイイ見た目とはあまりにミスマッチな鳴き声は話題です。
大人になるとその迫力が増し、一層凶悪な印象を抱きます。
熊の鳴き声は「ブォー」というような叫び声で、威嚇のときに発する声になります。
警戒音です。
聞くだけで身がすくむような、危険だとわかる咆哮です。
何故威嚇をするのか?
それには熊のテリトリーが関係しています。
熊は餌に関する縄張り意識が強く、食べ物があるエリアへの執着心は他の動物よりも強いと言えます。
臨界と呼ばれる熊のテリトリーに足を踏み入れてしまうと、たちまち熊は攻撃的になり、強力な一撃をお見舞いされる可能性も。
熊の鳴き声には「ここは自分のテリトリーだから、これ以上近づくな」という力強い警戒の意味が込められているのです。
熊の鳴き声はそこそこの距離があっても聞こえるほどの迫力です。
地面を鳴らすような咆哮は山の中でも確かに耳に入ることでしょう。
もし熊の鳴き声、つまり威嚇を聞いたときは、慌てて行動してはいけません。
熊を刺激しないよう、慎重に冷静に対応することが必要です。
逃げ出すことはせず、静かにテリトリーから出ていくようにしましょう。
熊を興奮させるようなことをしなければやり過ごすことも可能です。
熊と遭遇した場合の熊に対する行為のすべては、「自己責任」でお願いします。
まとめ
動物の鳴き声はひとつの言語と言えます。
求愛のための鳴き声、警戒のための鳴き声など、動物によって鳴き声を使い分けるものもいます。
熊に関しては威嚇としての咆哮が主ですので、もし山の中で地響きのような鳴き声を聞いたら、まず近くに熊がいることと、警戒されていることを念頭に行動しましょう。