国内には動物園がたくさんありますが、熊牧場というのがあるのはご存知でしょうか。
ここには、基本的に熊しかいません。
熊は、人に色々なしぐさを見せる様ですが、中でも「熊に手を振ったら振り返してくれた」という経験を持つ人が多くいて、みな一応に感動する様です。
熊はなぜ、人の手を振る合図に、手を振って返すのでしょう。
熊のしぐさ
熊牧場などで飼育されている熊は、たいていの場合、飼育者など「人」から色々なしぐさを学習するといわれています。
野生の中にも、人と見間違うほど見事なしぐさで人里に出没する熊がいるともいわれています。
- 両手を合わせて、餌を強請るしぐさ
- 両手を挙げて、いかにも「こっちにパス!」というしぐさ
- シャワーに対して、両手で頭を洗う様に見えるしぐさ
- 仰向けになってお腹をかくしぐさ
- 2本足で堂々と歩くしぐさ
- 頭を縦に忙しく振るしぐさ
熊に手を振ったら振り返してくる理由は?
熊のしぐさには、それぞれに理由がある様ですが、熊牧場などで飼育されている熊が手を振り返してくる理由は、餌が欲しい「お強請りのしぐさ」だといわれています。
熊は、展示場に移る前、飼育者から餌をもらって飼育されているのが一般的です。
その時に、どちらからともなく始まった「無意識の合図=しぐさ」が、熊と飼育者との色々な場面のコミュニケーションとなっている可能性があると考えられている様です。
一方、野生の熊も手を振り返してきたという個人の情報がある様です。
こちらは、相当、珍しい光景だといわれていますが、「ある熊が、そのしぐさに対して人から餌をもらえた経験を、ほかの熊が学習してしまった可能性があるのではないか」とも考えられている様です。
まとめ
調べて分かったことは、「熊は大変、頭の良い動物」ということでした。
そのために、人真似をすることは、難しいことではない可能性が高いということです。
熊は、始めは人の行動を訳が分からず見ていたに違いありません。
ですが、人が何度も繰り返し熊に見せることで、そのしぐさの意味を熊が理解し、その熊のしぐさ(人真似)を人が見て、「ご褒美のつもり」で餌を与える様になったという流れの様に感じます。
人真似をする熊を一般に公開することによって、来園者もそのしぐさを可愛く思って(面白がって)餌を与えることが、熊が「この動きをすれば、餌がもらえる」と確信して、「手を振ったら手を振り返してくれる」のではないかと思いました。
自然界において、熊は危険と分かっています。
熊と遭遇した場合の熊に対する行為のすべては、「自己責任」でお願いします。