山を歩いているときなどに、遭遇したくない動物としてあげられる熊。
しかし、熊の性質は本来臆病なものなのだと言うことはあまり知られていません。
本来、積極的に人間を襲うような熊は少ないということです。
出会いさえしなければ、必要以上に怖がる必要はない動物なのかもしれません。
しかし、それも時と場合によっては、変わってくる事情のようです。
つまり、熊の状態によって、普段は危険度の低い熊で危険性を高めてしまうときがあるということです。
手負いの熊は本当に危険なのか?
熊は先ほど言ったように、本来臆病な動物です。
なので、遭遇しない限り、積極的に人間を襲うような熊は少ないのです。
もちろん、ヒグマやグリズリーなどの本来の性質として、狂暴性の高い熊も存在はします。
ここでは、それ以外の熊が手負いの場合についてみていきます。
手負いということは、自分の動きが鈍っている、つまり反撃がとりにくくなっている状態になります。
このような時には、動きが鈍っているから、安全かと思われそうですが、実はその認識が誤りです。
「弱い犬ほどよく吠える」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。
野生の世界では、手負いの動物ほど格好の餌はありません。
つまり、自分が餌にされてしまわないように、自分が強いということ、自分を襲えば危ないのだということを知らせる必要があります。
そのため、弱っている動物ほど狂暴性が高まってしまうということがよく起こるのです。
つまり、手負いの状態になった熊は、自分に近づくことが出来ないように暴れまわるというようなことが起こってしまいます。
そのことから、手負いの熊に近づくと、必要以上に警戒心をあおってしまって、襲われる危険性が高くなるということが分かります。
その他でも危険な時は?
熊が空腹の場合にも、危険性は高まります。
手負いの時などにも、その状態に陥ることがあります。
元気な時には、木の実などをすぐにとれる状態ですが、手負いだとそれが出来ません。
なので、簡単に食べられるものを探そうとします。
そこに人間が現れると、襲うのが簡単な動物ではあるので、ハイリスクを顧みずに、襲おうとすることがよくあります。
一般人程度なら、すぐに襲われてしまうので、危険性が非常に高いといえるのです。
まとめ
熊も場合によっては非常に危険な動物です。
もし出会ったら、刺激しないようにその場をそっと離れることが最も賢い選択だといえるのでしょう。
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