日本に生息する熊は2種類いますが、世界中ではそれらを含め8種類の熊がいます。
その中には、ホッキョクグマも含まれており、肉食系の動物です。
動物には埋める習性があります。
例えば、庭で飼っている犬が穴を掘っておもちゃを隠しているという経験がある方もいることでしょう。
では、熊にも埋める習性はあるのでしょうか?
熊の埋める習性について
熊は雑食系の動物で、意外にもドングリや昆虫を餌として食べていることの方が多いです。
しかし、たまに鹿などの動物を捕獲して食べることもあります。
熊はなぜ餌を埋める?
熊は捕獲した餌を全部食べきれない場合には土の中に保存します。
内臓のような柔らかい部分から食べる習性のある熊は、一度に全て食べられない場合、誰にも見つからないような場所に穴を掘り、残りを埋めます。
熊は一度味をしめたものは何度も捕獲して食べようとする傾向にありますので、美味しいと思ったものは次のお楽しみとして取っておくのでしょう。
自然界の過酷な生活では次にいつ獲物に出会えるか分からないので「誰にも取られたくない」という、熊にとっては宝箱に大事なものを入れている感覚なのでしょう。
しかし、ホッキョクグマに限っては保存する習慣はありません。
埋めた餌を探し当てられるの?
よく人間も何かを地中に埋めたりしますが、再度掘り起こそうと思った場合、なかなか見つけられませんよね。
どこかにメモや地図を書いて残しておいても困難です。
では、熊は一度埋めた餌をどうやって探し当ててるのかというと、熊は人並み外れた嗅覚があります。
数メートル深くに残飯やペットの亡骸を埋めていたら掘り起こされたということも多々あります。
他の熊に掘り当てられる危険性は?
埋めたからといって安心はできません。
熊は嗅覚の鋭い動物ですので他の熊が獲物を狙いに来ることも当然あります。
もし他の熊が掘り返して獲物を持って行ってしまった場合、熊の執念はすごいです。
その獲物を取り返しにどこまでも追いかけてきます。
もし、山中で土の中に何かが埋められていた場合、安易に掘り起こさない方が良いでしょう。
まとめ
人間でも食事をする際に、好きなものから食べるタイプと後に残して食べるタイプがいますが、熊も好きなものは残しておきたいという気持ちがあるようです。
ちなみに人が襲われたりした場合も穴に埋めてしまうというケースはよくあるそうです。
熊の気持ちを考えると可愛らしいような気もしますが、よく考えると恐ろしいですね。
※当サイトをご覧いただいたことで発生したいかなる損害に対しても管理人は責任負いませんのでご了承ください。