熊は、人の住む地域を、特に警戒するでもなく徘徊する様子が見かけられている様です。

特に住宅が山に近い場合は、家の中にまで入ってくることもあるといい、「家に戻ったら、中が荒らされていた」や「家に入ろうとしたら、物音がした(何かが出ていった)」などの体験をした人も少なくないそうです。

これらは、まだ運が良い方で、実際に「熊が家の中に入ってきた」という話もあると聞きます。

「熊が家の中に入ってくる」ことが実際起こった場合、どの様な対処法があるのでしょう。

熊 対策 家

熊が人のいる場所に現れる

人の住む地域

熊が人の住む地域に現れることは、珍しいことではなさそうです。

冬眠(冬ごもり)の前後には、その様なニュースが増え、その地域に住む人々の生活は一変し、警戒態勢となる様です。

ほとんどの場合は、何事も起きず、熊が山に帰るのを確認するそうですが、時には、けが人が出る場合もある様です。

人が多く集まる場所

スキー場やゴルフ場などに熊が現れたというニュースも少なからずある様です。

熊にとって「人が多く集まる場所には餌がある」と考え、危険を承知で姿を現す様です。

人の住む地域や集まる場所に熊が現れる理由

熊が人の住む地域や場所に現れる場合のほとんどが、熊の生息地域の「餌不足」と考えられている様です。

冬ごもりを前にして餌をたくさん食べる熊にとって、餌不足は命にかかわる大問題です。

熊の長年の経験や熊社会の言い伝え(学習)が、「人の集まる場所には餌がある」ことを覚えさせてしまったと考えられるそうです。

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熊が家の中に入ってきたら

「人の住む地域には餌がある」と学習してしまった熊は、家の周りの畑やごみ箱を荒らすだけではなく、家の中にまで入ってくることがある様です。

運悪く、家にいる時に熊が入ってきたら(その気配を感じたら)、その対策方法としては次の行動をとるべきだといわれているそうです。

  • 身を隠しながら、安全な部屋へ移る
  • 身を隠しながら、隙を見て外に逃げる
  • 熊が何かに気を取られていたら、それがどれほど大切な物でも取り返そうとせず、家を出る
  • 熊を興奮させる様な行動(大声を出す、大きな物音をたてるなど)は、熊を慌てさせ暴れる原因になりうる
  • 熊があまりにも近かったら、できるだけ柄の長い金属の棒で、目や鼻を思いっ切り突き刺す

間違っても熊の気をそらそうと、食べ物を投げるなどの行動は止めましょう。

また、これらの行動を起こす場合は、すべて「自己責任」でお願いします。

まとめ

現在、山では、野生の熊の餌が減り、人里に来れば餌が豊富なことをよく知る様になったといわれています。

それどころか、山で餌を獲得する苦労よりも、人里の方が効率よく餌を獲得できることを学習した熊まで出てきたということです。

この様な熊が、家の中に入ってきたら、まずは身の安全を確保してください。

自己責任においての対策方法として、日頃から「逃げ出すルート(避難ルート)」の確保と、熊との遭遇への備えをお願いします。

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