電車に乗って車窓を眺めていると、遥か向こうに山が見えます。
日本は森林に囲まれています。
都心から少し離れると野生動物の生息地です。
都心に近い山にも大型の動物が生息しているのです。
登山で熊に遭遇しやすい時期は?登山で熊に遭遇したときの対策とは?
日本にはツキノワグマとヒグマが生息しています。
ヒグマは凶暴性があり、大変危険です。
ヒグマは時速50㎞で走りますから、逃げても追いつかれてしまいます。
北海道のみが生息地とされています。
ツキノワグマは本州全域に生息しています。
夜行性ですが、最近は森林開発により、餌を求めて昼間に人里を徘徊するケースもあります。
ただし、ヒグマとは違い、人間を襲って食べることはありません。
熊に襲われない対策は、熊に気づいて貰うことです。
音楽を流したり、熊鈴を付けて、人が居る事を知らせます。
熊に遭遇してしまった場合は、熊に背中を見せないで逃げます。
ようは後ずさりです。
背中を見せて逃げると追いかけて来ます。
亡くなったふりは無効とされています。
道の脇にいた場合は気がつかないふりをして、速やかに通過します。
悲鳴などはもってのほか、熊肉も人間には遭遇したくないのです。
ナイフなど攻撃できる刃物で立ち向かうのは大変危険です。
熊の皮膚は分厚く、ナイフでは刃が通りません。
払われたら終わりですから、逃げることを考えて下さい。
森林を見回る人は、ポケットに飴を入れておくのだそうです。
熊の足元に投げてやり、食べている間に車に乗り退散するそうですが、ハイカーに車はありませんから、この手段は無効ですね。
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まとめ
熊に遭遇しやすいときには山に入らないようにするのが最大の防御手段です。
冬眠明けの春先、夜暗くなってから、霧が出ているときは危険です。
また子連れの熊も攻撃的です。
餌を与えて逃げる行為も危険です。
リュックから餌を取り出すところを見れば、リュックを追いかけます。
とにかく、その場から速やかに離れることです。
また山の麓の各市町村では、野生動物の注意喚起をしています。
キャンプでありがちなのが、沢などの水場の近くです。
野生動物の水場になっている場合もあるので、現地情報はしっかり入手しましょう。