熊を私たちが見るのは、野生以外では動物園でしょう。

檻の向こうで寝転がったり、飼育員さんから餌をもらう姿を見たことがある人は少なくないと思います。

熊は身体も大きいですし凶暴なことで有名ですから、自宅でペットとして飼う人はあまり聞きません。

熊をもし育てるとしたら、どれくらいの費用がかかるものなのでしょう?

動物園の熊の飼育方法や許可について、調べてみました。

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熊の飼育にかかるお値段はおいくら?

熊は身体が大きな動物ですので、食事量も多く餌も雑食です。

さまざまなものを食べますが、動物園ではお肉や植物を食べさせています。

食費という観点だけで熊の飼育にかかる費用をみてみると、ホッキョクグマ一頭で年間約100万円。

一日あたりの食費は一頭あたり約2800円です。

たくさん食べるので食費もビッグスケールですが、他に光熱費や動物園の人件費などをふまえるともう少し値段は張ってきます。

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熊の飼育許可はどこが出しているの?

熊は「特定動物」に指定されており、一般の人が飼育することはできません。

特定動物とは、人の命や財産に危害を加えるおそれのある動物をさします。

熊が人里をおそうニュースを聞きますから、その危険性を知らない人は少ないでしょう。

特定動物である熊を飼育するためには、「動物の愛護及び管理に関する法律」のっとって、都道府県知事もしくは政令指定都市の長から許可をとらねばなりません。

施設ごとの申請になりますので、個人の申請はまず困難といえるでしょう。

飼育するにあたって適切な環境が整っているか、人に危害を加えない状況下などを審査されますので、十分に安全といえる環境を用意しなくてはなりません。

鹿のように放し飼いや自然公園でのふれあいは当然できませんし、動物園でも檻のなかで暮らしています。

特定動物の飼育には私たちの安全を守るため、厳しい規制が敷かれているのです。

まとめ

気軽な気持ちで熊を飼うことはできませんが、動物園で熊を飼育するために必要な経費は少なくとも一頭あたり100万円以上かかっているのですね。

大きな身体の動物は食べる量も多いですから当然ですが、パンダのようにユーカリしか食べない、という希少な餌を大量に求めてくるとまたコストは跳ね上がります。

そういう意味では雑食の熊の食費は、同じスケールの動物と比べるとローコストといえるのかもしれませんね。

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