生き物には五感があります。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そして味覚です。

動物の生態系によって、また身体的特徴によって、どの感覚がより研ぎ澄まされているかは異なります。

たとえば我々人間は情報の多くを視覚に頼っていますし、警察犬などとして有能な犬はかなり敏感な嗅覚を持ちます。

では、熊はどんな感覚がどれくらい発達しているのでしょうか?

特に鋭い感覚を持った器官はあるのでしょうか?

熊 聴覚 嗅覚

驚異的!?熊の聴覚と嗅覚について!

熊の嗅覚は動物のなかでもとびぬけて高い部類です。

人間は言わずもがな、犬と同等以上の能力だといいますから、相当優秀なことがわかりますね。

熊が生息するのは主に山や森の中。

視界が明瞭とはいいがたく、熊は獲物をその嗅覚でとらえます。

その鋭さはなんと、3キロ先の動物の臭いもかぎつけるほど。

非常に高性能な嗅覚です。

熊の嗅覚についてはその鋭さを検証した動画もアップロードされています。

もし興味があるかたはそちらも覗いてみてはいかがでしょうか。

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では、聴覚についてはどうでしょう。

聴覚については嗅覚ほど鋭くない、というのが見識です。

視覚がやや鈍いため他の感覚が鋭くなっているようですが、嗅覚ほど鋭敏とは言い難いようです。

他の肉食動物の獲物になりやすい草食動物は危険を察知するために耳が集音に優れた配置をしています。

しかし熊はそういった耳のつくりをしていません。

嗅覚ほど重要ではない、ということでしょうか。

しかし、山に入ったときに熊への対策として鈴を鳴らしながら入る、といった方法があるように、少なくとも聴覚が鈍いとはいえないでしょう。

万全でないとはいえ、熊に自分の場所を知らせる効果は発揮されているわけですから。

まとめ

熊は視覚が優れた動物ではありません。

夜目は人間よりもききますが、視覚を主として活動をしているわけではないのです。

代わりに行動の基盤となっているのが嗅覚。

そしてそれを補助する聴覚、といったところでしょうか。

特に嗅覚は優秀な犬に優るとも劣らない性能と言うことで、遠く離れた肉の臭いも敏感にかぎつけます。

熊について、少しイメージが変わったのではないでしょうか?

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