熊というと、報道ではよく人が襲われたという類の話で取り上げられる動物ではあるので、怖い動物だという印象を受ける場合が多いかもしれません。
しかし、そんな熊も現在では数が減ってきてしまっていて、ツキノワグマやヒグマは、法律に基づいて保護管理に置かれていることもあるような動物です。
なので、狩猟をする際などにはオスとメスを見分ける必要がある場合もあります。
時々動物の狩猟の際にメスは獲ってはいけないというような規制がある場合があるからです。
では、熊の性別を見分ける方法はどのようにして見分ければいいのでしょうか。
熊の大きさで見分ける
基本的に、熊はオスとメスではサイズが違います。
体格が大きいのがオスです。
オスにはメスを取り合って争うというようなことはよくあります。
その際、体格が大きい方が有利に戦いを進めることが出来るので、オスは体格が大きいのだと考えられています。
ホッキョクグマの例ですが、肩の高さで見ると、オスは約130cm、メスは約110cmといわれています。
そうみると、かなり大きさにも差があることはわかるでしょう。
大きさ以外で見分ける方法は?
出現時期によっては、体格以外での見分け方もあります。
冬の時期などには、子供をつれているのがメスです。
オスは冬眠をしているので、出現することはありません。
メスは冬眠中に出産をするので、その時期に子供と一緒に寝ている熊などもメスであるということが出来ます。
また、里山に降りてくるヒグマもいます。
そのうちの7%がオスだといわれています。
つまり、メスの方が人のいる場所に降りてくる可能性が高いということです。
子供のいるメスは攻撃性が高くなっているので、遭遇してしまった際には、刺激しないように遠ざかるという対策をとるようにしましょう。
まとめ
性別によってそれぞれ違いがある熊。
その違いによって対処の方法も少しずつ変わってくることがあります。
もし熊と遭遇してしまった時には、難しいことではありますが、冷静に状況を見て対処する必要があるのでしょう。