人は昔から、登山や山菜採りなどを理由に山へ入ることがあります。

その時、山に生息する色々な動物の足跡を見つけることができる様ですが、熊の足跡を見つけることもある様です。

これから、熊の足跡について調べます。

熊 足跡 特徴 大きさ

動物の足跡と特徴について

動物の足跡は、山に入れば簡単に見つけることができる様ですが、最も分かりやすい足跡は、新雪の上を移動した時の足跡だといわれています。

くっきり残る足跡からは、動物の種類やオスメスの区別も分かるそうです。

足跡は、動物の種類によって歩き方や走り方に特徴があり、どの様な状況だったかまで想像できるという人がいるほどです。

熊の足跡と特徴について

熊の足跡は、冬ごもり明けの、早ければ3月頃から見かける様になるそうです。

ほかの動物と比べても足跡は大きく、重い体重のせいで沈みがちに残るので、すぐに見分けることができるといわれています。

熊の足跡

足が4本ある動物の歩き方には、「交互歩行:犬や馬が歩いて移動」と「跳躍歩行:犬や馬が走って移動」があり、熊は、「交互歩行」といわれ、「人がよろよろと歩いた跡」に見えることから、人と間違うこともある様です。

おおかたの人は、「熊を恐ろしい動物=人を襲う猛獣」と理解している様ですが、足跡がはっきりしない場合は、その区別が付かずに、大変な事故になってしまったこともある様です。

パッと見で判断せず、時にはルーペなどを使って、爪や指など、細かい部分までしっかりと観察して、判断を付ける様にすることが大切だということです。

そして、それ以上の接近は、自己責任でお願いします。

熊の足跡は、前足は足全体を地面に付けず、足の前の方(人でいう「土踏まず前まで」の位置)だけを付けて下ろしている様です。

また、後ろ足は、土を蹴る様子が伺えるほどに、足全体を地面につけて移動する様です。

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熊の足跡の大きさ

熊の足跡でその個体の情報を読み取ることができる様です。

正確な大きさをつかむためには、1番短い「第1指趾」の先端を見つけ出すことだそうです。

ヒグマ

  • 手足の横幅がおおむね9cm以下の足跡は、1歳未満のことが多い
  • 手足の横幅がおおむね15cm以上、縦の長さがおおむね22cmでは、大人のオスのことが多い
  • 手足の横幅がオスよりも短い(小さい)のがメスというのが一般的
  • 最大では14.5cmとオスに迫る個体が見つかっている

ツキノワグマ

  • 手足の幅がおおむね10cm、縦の幅(長さ)がおおむね15cmほどであれば、5歳以上のオスと判断
  • 手足の幅がおおむね8cm以下では、子熊のことが多い
  • 手足の幅がおおむね10cmでは、3歳ほどの個体といわれている

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熊の足跡から年齢を決める方法

ヒグマ

生後すぐの子熊の手足の横幅がおおむね2cm前後と考えられることから、冬ごもりを終えて穴から出てくる生後3か月後には、横幅は、おおむね6~8cmに成長していると考えられる様です。

このことから、この頃に見つかる足跡の最も短い(小さい)横幅は、おおむね5cmの個体であると考えられ、その理由は、メスの出産時期が「おおむね1~2月の2か月であることが一般的である」という考えに基づき、子熊の出生日を「2月1日」と統一して、計算しやすい様にしているからだそうです。

ツキノワグマ

年齢を調査する場合は、冬ごもりの時期やメスの出産時期から割り出す方法に加えて、個体の頭の骨の標本や、牙(歯)などから割り出す方法がある様です。

まとめ

熊の足跡は、足跡の大きさの違いで、大まかな年齢や性別が分かるということでした。

一般的に、メスよりもオスの方が大きく、前足は足の半分ほど、後ろ足は足全体を地面につけて歩く「交互歩行」であることが分かりました。

足跡の大きさを正確に測るには、第1指趾の爪の先を見つけて、その先端から測り始めることで、より正確な長さを記録できるということです。

そして、それ以上の接近(追跡)は、自己責任でお願いします。

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