熊の目撃情報や、熊に襲われた事故が増えるのは、子供を連れた熊が現れる春か、冬眠前の秋が多いようです。

野生動物と人間が住む里との境界は、目には見えないものの、かつてははっきりと線引きされていました。

山の畑の作物を荒らすのは、猪の独断場だったのですが、今では猪や熊に限らず、多種多用な動物が荒らすようになりました。

熊 人里 原因

熊が人里に現れる原因

熊はおもに広葉樹の森で生息しています。

春には柔らかい新芽やハチやアリなどを好んで食べ、冬眠前の秋にはドングリなどの木ノ実を沢山食べます。

山に木ノ実が無ければ、探して歩き回ります。

昔は里山があり、人が手入れした畑がありました。

そこから下に下りて来れば、人の住む領域です。

はっきりとした境界が敷かれていたのです。

今は里山と森林の区別がつきにくいのです。

食べものを求めて、山の中を探しているうちに、いきなり人里に下りてしまうのです。

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熊はとても頭の良い動物ですから、人里の庭先に柿が実っていたら、すいたお腹を満たすことが出来ます。

また次にお腹が空いたら下りてきます。

子供を連れて下りて来たら、翌年に子供も下りて来ます。

つまり熊が人里に現れる理由は、食べて生きて行くためです。

今、里山が見直されています。

地域の里山を残す活動が草の根のように広がっているのです。

熊は大きく、時に攻撃的になります。

手の平は大きく、鋭い爪もあります。

手で払われただけでも人は大怪我をしてしまいます。

熊の餌になる木をきちんと手入れして、なければ植樹するなどして、熊の生息域を整えるのは大切なことです。

まとめ

ヒグマは攻撃的で体も大きく、人も食べることがある危険な動物です。

目撃情報がある場所には立ち入らない。

自己責任でも、沢山の人に迷惑をかけてしまうかも知れません。

ツキノワグマも危険ですが、ツキノワグマの方は、基本的には攻撃的な性格ではありません。

出来たら危険は避けたいのです。

出会ってしまったら目を合わせないで、行き過ぎるか、素早く近くの建物か、車に避難します。

特に、熊撃退スプレーを取り出してこちらから攻撃することは、大変きな行為です。

音楽を流したり、熊鈴を鳴らしたりして、人が近くにいることを知らせましょう。

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