あたたかくなり、レジャーに出かける人も増えてくる季節です。
今年は登山に挑戦する!という方もいるかもしれません。
同時に、あたたかくなると聞くのが熊との遭遇による被害です。
ニュースでは生々しい傷跡を負った方のインタビューを見る機会が増えます。
熊に万が一出会ってしまったら?
迷信や間違った対策を記憶していては命取りになってしまいます。
今回は熊ともし遭遇した場合、どうやって逃げるのが最善か正しく学習しておきましょう。
背中は見せない!?熊から逃げる方法とは?
熊と森や山中で出会ってしまったら…。
登山やハイキングに出かける方には万が一があります。
思わぬルートで熊のテリトリーに入り込んでいた、という自体も珍しくないです。
また、獲物を求めた熊が登山道に入り込んでくる可能性も否定できません。
よく、「熊と遭遇したら亡くなったふりをする」という対策を聞きますが、それは間違いです。
動くものに熊は反応し、獲物として狩りに来ることは予想できますが、熊の目の前で地面に倒れ込むのは良策とはいえません。
熊は狩りを終えた獲物を食べます。
となれば、倒れた私たちを獲物だと思い、そのまま食べてしまう可能性も十分にあるのです。
ではどうするのが最適なのか?
熊との距離で対応が変わってきます。
熊のテリトリー(臨界ともいいます)は12~20メートルです。
この範囲以内に入ってしまうと熊は防衛のため攻撃してくることがあるのです。
20メートル以上離れているならば、まずあわてて逃げ出してはいけません。
音を立てないように慎重に、ゆっくりと熊から離れていきましょう。
走るのはNGです。
問題は20メートル以内、熊のテリトリー内でばったりとでくわしてしまったときです。
あまりの自体に驚いているかとは思いますが、それは実は熊も同じ。
刺激しないようにすることが必要です。
急に逃げたりせず、普段の声量で話しかけましょう。
「こんにちは」とか「元気?」とか、何気ないあいさつのほうが自然に声がでるかもしれません。
これは熊とコミュニケーションをとるのではなく、熊に警戒されないようにするためです。
大声は逆効果なので、あくまで平静に。
徐々に声を大きくして、後ずさりして離れていきます。
このとき、背中を見せることだけは絶対にしてはなりません。
背中を見せた瞬間熊は獲物と認識し、あなたを襲うことでしょう。
話しかけることを続けながら、目を逸らさずに後ろへと距離をとっていく。
こうすることで熊を刺激せずテリトリーから撤退しましょう。
熊と遭遇した場合の熊に対する行為のすべては、「自己責任」でお願いします。
まとめ
いつどこで遭遇するかわからない恐怖、そして突然でくわしてしまったときに適切に対策できるか?
あまりのことに最初はパニックしてしまうかもしれません。
しかし、慌ててはいけません。
急に動くとびっくりするのは、向こうの熊も同じ状況なのです。
落ち着いて深呼吸しましょう。
「不測の事態に備える」とはまさに今回のようなパターンを言うのでしょうね。