皆さんは、熊についてどのくらい知っていますか。

日本では、野生の熊が出る地域が意外にも広いことに驚かされます。

毎年、野生の熊に襲われたなどの悲惨な事故が報告されていますから、本当は怖い生き物ですね。

ですが、都市部では、ほとんど見ることはできません。

動物園やはく製でしか見たことがないでしょう。

ましてや熊の糞ともなると、余りにも縁遠く難問です。

これから熊の糞について調べます。

熊 糞 特徴 臭い

動物の糞と臭いについて

動物の糞は、その動物の餌によって特徴が現れるため、おおよそ見分けることができるそうです。

例えば、次の動物には、次の様な特徴がある様です。

シカ

  • 俵の形に似た糞をコロコロとする
  • カモシカの糞との見分けは、糞の量(一か所に大量(300個を超える)にあればカモシカ)
  • 草食動物の糞は、臭いがほとんどない

キツネ

  • 見た目は、犬の糞に似ている
  • 雑食性だといわれているので、野ネズミや果物などが入り混じっている
  • タヌキの糞と同じ様に相当臭い

タヌキ

  • 糞は、その都度するのではなく溜めてから一か所にする
  • タヌキは、糞を溜めてからするから、鼻を背けたくなるほど、臭い
  • 家族(つがいと子供達)が一緒に生息し、トイレも1ヶ所に決めている
  • タヌキの糞が溜まっているところを「タヌキの溜め糞」と呼ぶ

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熊の糞について

糞の特徴(形)

  • はっきりした形はないが、まとまってある
  • 1回分として、大人のげんこつほどの量をする
  • フンの見た目は、粘土に似ている
  • 食べた物が、まるですり潰されただけの様に見える
  • 餌によって糞の色が違う

臭い

  • フンとしての臭いではなく、食べた物の臭いがする
  • どんな餌を食べても、しっかりと消化されずに外に出される

※リンゴなら「すりおろしリンゴ」、どんぐりなら「木の実」など、臭いを嗅げば、すぐに判断できる

まとめ

動物の糞は、草食か肉食(雑食)かによって、または、糞の形や糞の内容などで、ある程度見分けが付くことが分かりました。

熊は、川で鮭を捕っているイメージが強かったのですが、じつは、餌のほとんどが木の実や果物だということに驚き、意外にも昆虫を好んで食べていることが発見で、ほかの動物の亡骸や時間が経った亡骸なども好んで食べていることにも驚かせられました。

熊の糞は、ほかの動物と比べて体が大きい分、糞も大きく、1回分が大人のげんこつほどもあるということでした。

特に決まった場所(トイレ)もないので、餌となる物のそばや、通り道(草むら)など、山に入れば簡単に見つけることができることに、熊が意外と身近にいることを感じました。

糞の臭いは、遠くから臭うほど強くない様でした。

また、乾いていたら時間が経っている証拠でもあるので、さらに臭いは薄くなるとのことでした。

今回調べてみて、意外に熊の生息地が広いこと、山に入れば簡単に糞を見つけることができること、糞は食べた物の臭いがすることなど、大変勉強になりました。

糞を見つけて跡をたどって行きたいなどと衝動に駆られても、すべて「自己責任」でお願いします。

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