幼い頃、とあるお宅の応接間で熊の毛皮の敷物を見ました。
そして、その上に座った記憶もあります。
余りにも昔の記憶にて、途切れ途切れに思い出されるだけですが、毛並みは、大変硬かった様に思います。
記憶が正しいのかどうか、また、子供の頃には当然考えもしなかった値段などについて調べます。
熊の毛皮は硬い!?
熊の毛は、生きた子熊の頃から硬くて、手触りはゴワゴワしていると感じる人が多い様です。
毛皮に加工されてもその手触りは変わらないといわれています。
熊の毛皮の値段が決まる基準
熊の毛皮は、その大きさ、雰囲気、手触りなどと比例して値段が決まるのが一般的だということです。
熊の毛皮に興味を持つ人が増えて取り引きが活発になれば、市場に活気が出て相場が上がるかも知れません。
今は、ミンクなどの毛皮などと比べた場合は、安い設定になっているということです。
熊の毛皮の値段(相場)
熊の毛皮を取引する場が、今は小規模なために、はっきりした基準などが確立されていない様ですが、オークションなどでは、平均価格でおおむね23,000円、ネットショップでの直販価格では、おおむね5~7万円、中古価格では、おおむね2~3万円で取引されている様です。
また、自分の希望に沿った毛皮の加工(裏張りや頭部など)では、3~5万円が加算されることもある様です。
熊の毛皮
毛皮の種類
世界中には、様々な動物の毛皮が出回っています。
それらは、コートなどのオシャレ防寒着や毛糸、または化粧用の筆へと加工される様です。
一般的には、ミンク類、フォックス類、キャット類、ラビット類、ラム類などがあるそうです。
あまりイメージとしてはわき難い様ですが、アザラシやトラ、熊などの毛皮も市場では取り扱われているとのことです。
熊の毛皮の用途
- カーペット
- キッチンマット
- ラグ
- 座布団
- 尻当て
- 室内の装飾品
- はく製
熊の毛皮の評判
熊の毛皮は、一般的にはあまり浸透していませんが、「変わり種」として人気がある様です。
熊の毛皮は、カーペットやキッチンマット、インテリアやはく製に加工される様ですが、先に挙げた動物の様に防寒の役目としては使われない傾向だということですが、マタギなどが使う「尻当て」は、水を通さず、暖かで、腰を下ろす場所を選ばないなどから、優れモノだといわれています。
まとめ
今回、熊の毛皮について調べた結果、様々なことが分かりました。
- 生きた熊の毛は子熊であってもゴワゴワしている
- 防寒用のコートなどには、向いていない
- 尻当てとしては、最高の素材である
- 防寒用の毛皮と比べると、相場は安い
- 敷物などに加工する時は、その加工代がさらにかかる
- 注意してみていると、オークションなどで、見つけることができる
熊は、人にとっては脅威かも知れません。
ですが、熊は、無駄になる部位はなく、肉は食用、臓器は漢方、毛皮は製品に加工されるなど、昔から人との関わりが深い動物だと分かりました。