愛らしいぬいぐるみやアニメ作品のキャラクターなどでおなじみの熊。
しかしデフォルメされたかわいらしい姿とは違い、現実の熊は大きな体躯を持ち、種類によっては獰猛な性格を持つ非常に危険な生きものなのです。
今回は、熊の種類による違いを比べてみましょう。
熊の種類によって大きさはどう違うの?
まず、日本には、お馴染みのヒグマとツキノワグマの2種類が生息しています。
ヒグマは体長が2.5~3mで、大きなものでは体重が500kg近くあります。
一方ツキノワグマは体長が1.2~1.8mほどで、ほぼ人間と同じくらいの大きさです。
とはいえ、最大で体重170kgを超えるものがいたという記録もあります。
世界にはさらに多くのクマがいます。
いくつかご紹介しましょう。
- アメリカグマ(別名クロクマ)
- 体長は2m近く
- 体重は400kgほど
- アメリカやカナダ、メキシコが生息地
- ハイイログマ(別名グリズリー)
- 体長3m
- 体重400kg
- アメリカ北部に生息
- マレーグマ
- 体長1~1.5m
- 体重30~60kg
- マレーシア・インド・カンボジアなどに生息
- ホッキョクグマ
- 体長3m以上
- 体重1t超の最大の熊
- 北極圏・アメリカ北部に生息
- ジャイアントパンダ
- 体長は大きいもので1.5m
- 体重150kg
- 中国の山脈に生息
これらは一部だけですが、これだけでも種類によってずいぶん大きさに違いがあることがわかりますね。
熊の種類によって強さに違いはあるの?
体の大きさだけでも種類によってまったく違う熊。
その性格も、おとなしいものから獰猛なものまでさまざまです。
巨大な体躯と高い知能を持ち肉食を好む、ホッキョクグマ。
ホッキョクグマに次ぐ巨体を持ちながら俊敏なハンター、ハイイログマ。
これらの大型の熊と、小型で果物や昆虫を主食としているマレーグマなどを比べれば、種類による強さの違いは歴然でしょう。
特にホッキョクグマは「肉食動物最強」の呼び声も高く、事実陸上動物の中でも最強クラスといえるのではないでしょうか。
まとめ
「熊」と一言で言っても、種類によってずいぶん特徴が違うものですね。
日本人にとっては、十分に脅威と感じるツキノワグマでさえ、世界の熊の中では小型の部類に入るのです。
ホッキョクグマやハイイログマ(グリズリー)。
もし海外旅行に行くことがあっても、できることなら一生お目にかからないでいたいものですね。