熊の活動時間は大体早朝や夜です。
登山やハイキングで山に入ると夕方頃から熊に出くわす可能性は高くなります。
山に生息している熊は夜行性ですが、ホッキョクグマのように氷の上で生活している熊も同じように夜行性なのでしょうか?
熊と言っても種類は様々です。
代表的な熊を例に夜の行動パターンを見てみましょう。
熊の夜の行動について
熊は夜行性と言いますが、全ての熊が夜に活動的になるのか気になります。
また、なぜ夜に活発になるのでしょうか?
夜に活発になりやすい要因を含め、日本に生息する熊とその他の熊の夜の行動について見てみましょう。
ヒグマの夜の行動
ヒグマは非常に臆病ですので、人里離れたところで生活しています。
とにかく人に会わないようにヒグマの方が努力しているのではと感じるくらいです。
早朝や夜に餌を求めて行動します。
ヒグマの夜目はあまり良くないです。
200m先の人間は認識できない可能性の方が高いです。
ですが、嗅覚や聴覚が優れていますのでご注意ください。
人を警戒していますので人が行動しない時間帯、真夜中などは人が山中にほとんど入ることはないので活動していることがあります。
ツキノワグマの夜の行動
ツキノワグマも昼間にはあまり行動せず、夜に活動する夜行性です。
昼間は巣や穴の中や木の上で昼寝をしていることが多いです。
しかし、冬眠前になると餌を蓄えておくために沢山餌を食べます。
昼夜関係なく活発になります。
ホッキョクグマの夜の行動
ホッキョクグマは春や夏には氷の上で夜よりも昼間によく眠っています。
理由は、ホッキョクグマの餌になるアザラシが夜行性だからです。
アザラシが夜に活発になりますのでホッキョクグマも食料を捕獲するために夜に動き出します。
ただし、ホッキョクグマが住む北極には白夜と極夜が存在しますので、昼や夜といった概念すらない期間も存在しています。
ハイイログマの夜の行動
北アメリカに多く生息しているハイイログマ(グリズリー)はヘラジカが大好物です。
ヒグマやツキノワグマと同様に早朝や夜に活動しています。
特に、大好物のヘラジカの子供が生まれる春の時期が一番活発になります。
まとめ
好奇心で夜に熊を見るために山へ入ると危険です。
熊は夜には狩りをするために行動しています。
獲物を捕らえる準備のできている熊に遭遇してしまうと大変です。
基本的に臆病な熊は人間に気づくと逃げてしまうことが多いですが、目がぼんやりとしか見えていない熊は鹿などと間違えて襲いかかる可能性は十分に考えられますので注意してください。
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