私たちが生きる地球、常に自転しつつ、日々の私たちの生活のサイクルを作っていますね。

その自転の軸の両端にあるのが北極と南極ですね。

その北極と南極、高緯度で気温が低いのは共通していますが、それ以外の点では違った特徴を持っていますね。

例えば、北極はその付近の海面は常に凍っているとはいえ、海の上にありますね。

それに対し、南極は南極大陸という陸の上にありますね。

ここで、動物の生息の面で比較してみましょう。

例えば、ペンギンを取り上げてみます。

ペンギンは南極にはいますが、北極にはいませんね。

これはなぜかというと、陸上(あるいは氷上)にペンギンの大敵になる大型肉食動物が生息しているかいないか、その違いが表れています。

北極にはホッキュクグマなど、ペンギンの天敵となる大型肉食動物がいるので、ペンギンは氷上では生き延びるのは難しいということです。

一方、南極はホッキョクグマはじめ、大型肉食動物は生息していません。

この環境ならペンギンは生き延びられるわけです。

では、ここでも出できた熊はどうかというと、ペンギンとは逆転し、北極には生息していますが、南極には生息していません。

不思議ですね。

動物によっても変わってくるのですね。

熊 北極 南極

熊が北極にいるのに南極にいないのは?それらの地理的要因の違いが影響!?

熊が北極にいるのに南極にいない理由を考えるにあたり、一つの説が北極と南極の地理的要因の違いといわれています。

北極は海の上にあるとはいえ、冬になると北極を取り囲む北極海が全体的に凍ることにより、ユーラシア大陸から歩いて北極にたどり着けます。

したがって、耐寒性さえ身につけば、北極に生息域を広げることは可能であるわけです。

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いっぽう、南極は大陸になっているとはいえ、ほかの陸地とは凍らない海で完全に隔離されています。

大昔から、ユーラシア大陸と南極大陸は完全隔離されており、熊が南極に歩いて生息域を広げるのは難しいというのが理由の有力説と考えられています。

まとめ

北極と南極、その特性の違いが熊の生息にまで影響を及ぼしているというのは不思議なメカニズムですね。

ほかにも北極と南極にはいろいろな違いがありそうですね。

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