熊の油は知る人ぞ知る万能薬です。
猟師さんの間では知っていて当然の熊油ですが、そんなの聞いたことない!という方も多いのではないでしょうか。
それもそのはずです。
熊はすぐに捕まえられるものでもありませんのですごくレアな万能薬なのです。
では、熊油はどうやって作られるのか?
また、どのように使用すると効果的なのでしょうか?
熊油の作り方と使い方
火傷や床ズレ、乾燥、怪我、肌荒れなどに効果的と言われている熊油は口に入れても安全です。
赤ちゃんや妊娠中、授乳中の方でも利用できます。
もし、ある日突然知り合いの猟師さんから熊のお肉をゲットした場合、その生かし方の一つとして熊油の精製をご紹介します。
実は自宅で簡単に作れます。
熊油の作り方について
熊油の作り方は沢山あります。
フライパンや鍋で火を通して作る場合やお湯で煮詰めて作る場合、さらに、電子レンジで作る方法があります。
熊油を液体にする過程が違うだけでカットや保存方法は同じです。
火を通したり煮詰める場合は、切り分けた脂身を小さめにカットし鍋やフライパンにお湯を入れて煮込みます。
水面に白く脂が浮いてきますのでその脂を再度お湯で煮ます。
これの繰り返しです。
煮込まず加熱して作る場合は、コツは超弱火でじっくりと脂が溶けて液体状になるまで焦がさないようにすることです。
脂が溶け出したら火を止めて、コーヒーフィルターやキッチンペーパーなどをジョウゴに乗せて油をこします。
口の広いビンに入れると入れやすいですし、使うときも簡単です。
なるべく不純物が入らないようにしてください。
熊油が暖かいうちは蜂蜜色をしていますが冷えると白く固まります。
レンジで作る場合は焼いたり煮る工程を電子レンジに変えるだけです。
熊油の使い方について
熊油はお肌に直接塗っても大丈夫です。
アトピー性皮膚炎の方やニキビ、乾燥肌対策、痔、肌荒れ、霜焼けなどのお肌のトラブルに良いと言われています。
全身に塗ると翌朝お肌がツルツルになる期待ができます。
ですが、獣の匂いがかなりキツイです。
少しずつ利用して慣れてから全身に塗る方が良いです。
また、虫よけにもなりますので、キャンプやハイキングで虫刺され予防としても期待できます。
さらに、ペットに塗ると毛並みが良くなると言われています。
自分で熊のお肉から熊脂を精製した場合、添加物が入っていないので食べても大丈夫です。
そのため、胃薬としての効果も発揮してくれますので、食べ過ぎや飲み過ぎの後にもお湯などに溶かして飲むと良いと言われています。
まとめ
意外と知られていない熊油は馬油以上の万能薬と言われています。
なかなか手に入れることは難しく高値ですが、それなりの効果を期待できますのでおすすめです。